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ジャーナル

27days ago

フォトグラファーMaikoのLAガイド#55【注目のネオンサイン美術館、The Museum of Neon Art】

Art & Culture LAガイド

ロサンジェルスを拠点に、小さな体と重たいカメラで写真を撮り続けるフォトグラファーMaiko。実際にMaiko自身の足で訪れた、話題のスポットや立ち寄ってみたくなるようなショップをMaikoの目線で紹介する。

 

ロサンゼルス・ダウンタウン北に位置する街、グレンデール。
そこに、2016年にオープンしたちょっと珍しいミュージアムがある。

夜の街を彩るネオンサインのミュージアムだ。
Museum of Neon Art(通称MONA)は今から30年程前に立ち上がったプロジェクトで、様々なネオンアートを収集し保管している。この美術館は今まで何度か移転したが、現在はグレンデールに存在する。

科学とアートの融合である、ネオンアート。
館内に足を踏み入れると、そこには古き良き時代のネオンサインがずらりと並ぶ。
元来、高い位置に設置されているネオンがちょうど目線の高さに展示されており圧倒的な迫力だ。






中でも多いのは、昔存在したモーテルのネオンサインだ。
 
モーテルとは、1920年から始まったホテルの形式でロスには至る所に存在する。
MotorとHotelの2単語から出来た造語で、車の旅行客向けに作られた平屋建てのホテルだ。
 
今では大手チェーンのモーテルが多いが、昔はそうではなかったため
それぞれのモーテルがオリジナルのユニークなネオンサインを作っていた。


Western Motelのサイン
 
ロサンゼルスはベニスにあったモーテル。サインは1955年から設置され、1983年に回収されたもので、今はここに所蔵されている。ハンドペイントのオリジナルカラーのまま残っている。
ウエスタン調のデザインが目を引く。


Mission Motel
 
オークランドにあったモーテル。Mission Revival styleの建築様式のモーテルだった。サインは、もともとは1938年に作られ、そこから手を加えていき1950年に完成。全長8メートルの大迫力。Highway route50の看板の近くに建てられていたが、1996年に取り壊された。


Chief Motel
 
’50年代に作られたサイン。ロングビーチにあったモーテルのサインだ。この時代はウエスタンスタイルやネイティブアメリカンのデザインが人気だったようだ。
 
 
また、小売店やバーのサインも賑やかで興味深い。


The Tinder Box 
 
カリフォルニアで一番古いタバコ屋の一つ、The Tinder Boxのサイン。サンタモニカに店を構えていたが、2017年、90年の歴史に幕を閉じた。サインは70年前に作られたハンドペイント。


Hofbrau

こちらは1951年に作られた、オークランドにあったバーのサイン。ビールが徐々に注がれていく様をネオンの点灯で表現する、当時としては画期的だったネオンアニメーション。ついつい店に足を踏み入れてしまいそうなサインだ。

 
そして、中でも一際目を引くのはこちら。


Chinese Theatre Dragon
 
映画の都ロサンゼルスといえば、ハリウッドにあるチャイニーズシアターが有名だが、これは何とチャイニーズシアターで使われていたドラゴンのサイン。全長15メートルほどある。

 
チャイニーズシアターは、1927年に建てられた大型映画館。このサインは、2001年まで使われていた。
当時の様子がこちら。
建物の左右に一つずつ、サインがあるのが見える。


それぞれの時代と歴史を見守りながら、街を美しく彩ってきたサインたち。
それらを一度に見られるとあって、非常に見応えのあるミュージアムとして早くも話題になっている。





さらに美術館内に併設する売店には、ネオンに関連したグッズも販売されており、お土産としても喜ばれそう。
開催時期によっては展示のテーマが変わり、様々なネオンアートが登場するので、ぜひ足を運んでみてほしい。









 
The Museum of Neon Art
216 S Brand Blvd, Glendale, CA 91204
Mon,Tue not open 
Wed-Sat: 12AM-7PM
Sun: 12AM-5PM


 
●フォトグラファープロフィール
静岡県出身。都内の大学を卒業後、マスコミ関係の仕事に携わる。退社後、心機一転しフォトグラファーとしてハワイへ移住。仕事を通じて技術と語学力を身につけ、2015年に以前から憧れていたロサンジェルスへ。クリエイター集団Seven Bros. Picture所属(http://seven-bros.com



Photo by Maiko Naito 内藤真依子  Text by CLUTCH Magazine 編集部 

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