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ジャーナル

2017.05.19

【CLUTCH ARCHIVES】 BEAUTIFUL HANDCRAFTED ACCESSORIES. レザーや真鍮の小物で本質的な美と機能を追求。―LIBERTY ART BROTHERS デザイナー/ラファエル・ラジーニ

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ラファエル・ラジーニのアクセサリーは、ハンドクラフトで丁寧に制作されていることが特徴だ。実の兄とパートナーシップを結び、タフでいてクラシックなデザインを提供。機能美とファッションを融合させ、スタイリッシュで長く使えるブランドとしての位置を確立した。プロダクトには、生産地であるサンパウロとニューヨークのアティチュードが感じられる。

長く愛せるデザインとクオリティが大事。
 
188センチの長身を生かして16歳からモデルを始めたラファエル・ラジーニ。仕事柄、世界中を旅することが多く、その度に様々なファッションに身を包んできたが、やがて他の人の手によるものではなく自身のスタイルを、
追求したくなったという。地元のサンパウロから、ミラノやパリ、スペインへと拠点を移し、2008年にはニューヨークへ。次第にペインティングや、グラフィティなど、アート作品を作るようになった。ある時、ウォレットチェーンがよく壊れてしまうことから、ふと自分で作ってみようと、レザーとビーズショップに行き素材を購入。革ひもに、エチオピアやマレーシア、アフリカ産のビーズを埋め込んだチェーンを完成させた。それを見た周囲の人々が、自分も欲しいと言い出して、いにつからかオーダーが入るように。そこで兄のアレクサンドレといっしょに、2012年に「LIBERTY ART BROTHERS」 を設立。サンパウロに旗艦店を構え、現在ではレザーのベルトや財布、エプロンやバッグ、真鍮を使ったジュエリーなど、100種類以上のアイテムを展開する。生まれた時代を間違えたのではないかというほど'50~'70年代のものが好き」と、ラファエルは笑う。ものを選ぶ基準はキャラクターとスピリットがあること。そんな宝物を求めては、国内外のヴィンテージショップに足を運ぶ。またバイクカルチャーも大好きでバイクで毎日ブルックリンを駆け抜ける。自身のファションスタイルは武骨でありながら、クラシックでウエスタンな雰囲気だと語る。機能性も重要。「自分のブランドでも心がけていることだけど、長く使えるデザインと、クオリティを重視してるんだ」ラファエルのスタンダードは、持ち物でもブランドでも一貫しているようだ。


Rafael Lazzini's Profile:
ブラジルのサンパウロ出身。母がブラジル、父がイタリア人で16歳の時からモデルとしてのキャリアをスタートし、2008年にニューヨークへ。2012年には兄のアレクサンドレとともに「LIBERTY ART BROTHERS」を設立。レザーアイテムやメンズのファッションを展開する
 
 
ブルックリンのグリーンポイント地区在住。モデルをしていない時は、自宅でウォレットチェーンなど、ハンド
メイドでプロダクトを制作。モーターサイクルを交通手段として使っているので、ほぼ毎日乗っている

1.以前RRLで働いていた友人ケビンがオープンした、ブルックリンのヴィンテージストアで購入したベンチ。彼のお店は素晴らしいアイテムが揃っている。ベッドの横において。靴を履くときのベンチとして使用。

2.ロレックスのオイスター・パーペチュアルは1970年代のヴィンテージ。「ブルーのフェイスがとても美しく、クラシックなデザインで何にでも合う。カッコつけすぎていないところがお気に入り」

3.チャイナタウンのタトゥ用品ストアで購入したタトゥマシン。自分で足にガイコツとバイクのタトゥを彫ったことも。

4.ハンブルクで購入した「F. Bechschmid」社の懐中時計。18世紀のアンティークだけど、まだしっかり動く。

5.Triumphのモーターサイクル「Tiger 750」は1975年製のヴィンテージ。バイクに乗るのは趣味でもう1台を所有している。

6.先出のケビンのお店で購入したネイティブ・アメリカンの写真。「良いエナジーを運んでくれるから、これがないと寝れない!」と

テレビも全く見ないラファエルは音楽もレコードプレーヤーで聞くそう。ブルックリンのレコードストア、アカデミー・レコーズで見つけたエルヴィス・プレスリーのアルバム。ライブミュージックも好き

近所にあるモーターバイクショップ、インディアン・ラリーで買ったレザーのベルト。バックルはバイクがモチーフ。他では見つけられないユニークなアイテムがそろうから、大好きなショップのひとつ
 

「Rising Sun & Co」のベストはデニムパンツとの相性が良く、ポケットがたくさんついているから、何でも収納できて機能的。


曾祖母の形見であるフェニックスがモチーフのブローチを胸部分に装着


2年前にフランスのフリーマーケットで購入した、フランスのアーミージャケットのヴィンテージ。インディゴカラーが好きで、ポケットにハンカチーフを入れるとクラシックな印象になるという

Triumphのバイクに乗っているからと、友達がヴィンテージストアで見つけてプレゼントしてくれたTシャツ。デニムやカーキパンツとスニーカーを履くときにコーディネイトすることが多い

Belstaffの、ワックスド・コットンのモーターサイクルジャケット。本来は友達のジャケットだったけど、カッコよかったので、頼んで売ってもらった一品。しょっちゅう着ている


オレンジとライトブルーのカラーコンビが気に入っているLIBERTY ART BROTHERSのヘルメット。カラーだけでなく、シェイプも自身でデザイン
祖母が作った彫刻は、母から譲り受けた大切なアートワーク。祖母の作品に囲まれて育ったからか、ハンドメイドに興味を持つようになった

3年前にブルックリンで購入したAkubraのオーストラリア産のハット。ほとんど毎日かぶっているお気に入り。カジュアルなファッションに少しクラシックな要素を足したスタイルが好き
 
6年前にミートパッキング地区のジーンショップで買ったレザーのトラベルバッグ。飛行機内に持ち込めるサイズで、旅行に行く時に大活躍。丈夫でタフな設計で使い込むほど味が出る

ハンドメイドで作ったLIBERTY ART BROTHERSの財布。内側のポケットにはヴィンテージのファブリックを使用。レザーを集中してカットする時が特に楽しい。チェーンの部分もレザー製
 
ウィリアムズバーグの古着店「10ft. Single」で購入したFlorsheimのブーツ。プレッピー過ぎないファッションにしたいときに便利な一足。3年間履いているけど、型くずれもない

ニューヨーク市内のヴィンテージストアで買ったAldenのシューズ。ロールアップしたデニムに合わせると、クリーンでドレッシーな印象に。履きやすくて、服を選ばないデザイン
 

上はターコイズが入ったスターリングシルバーの指輪はナバホスタイルのデザイン。下はネイティブ・アメリカンや馬、目がモチーフになったLIBERTY ART BROTHERSのリング
 

 
LIBERTY ART BROTHERS
 
R.Dr.Virgílio de Carvalho Pinto,186
Pinheiros, São Paulo, Brazil 
Tel.+55 11 3562-3488
12:30PM-7:30PM
 
 
 
Photo by Lisa Kato 加藤里紗 Text by Azumi Hasegawa 長谷川安曇

本ジャーナルは「CLUTCH Magazine」vol.48 2016年4月号の特集内容を再編集したものです
 

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