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CLUTCH Journal

ジャーナル

2017.02.06

世界最大級のメンズファッションの見本市、Pitti Immagine Uomoでの注目ブランドをリポート

CLUTCH Magazine New Products

開催地イタリアのファッション業界人をはじめ、世界各地から約3万人もの人々が訪れるPitti Immagine Uomoは、ファッション業界でも最も名の知られる展示会のひとつである。1000を超えるブランドの2017年秋冬物が勢ぞろいするこの展示会に、CLUTCH Magazineもブースを構えて出展した。




第91回目の今回は、1月10日から13日までの4日間にわたり開催され、終始熱気にあふれた。これまでにない寒波がヨーロッパ中に到来し、4日間の開催のうち3日目には大雨に降られるも、トスカーナの都市、フィレンツェに世界中からファッション関係者が来場した。その人数の多さや、会場の広さには圧倒される。




舞台となるイタリア・フィレンツェは、多くのトップデザイナーを輩出してきた町。旧い建築物が残り、観光名所として知られるフィレンツェだが、Pittiの開催期間中となると、ブティックではそれにあわせてパーティを開く店も少なくない。芸術性あふれる町並みや建築物を見に来る一般の人々も楽しめるよう、考え抜かれた展示会であると言える。





また、テーラーメイドのプレタポルテ老舗ブランドはもとより、日本のブランドも数多く出展し活発にトレードを行う。来場したバイヤーなどはそれぞれ自分のスタイルに合わせて気に入ったブランドを絞ることが出来るうえに、全体のトレンドやファッションの多様性を改めて確認できる展示会でもある。とはいえ会場は、1点ずつ吟味しながら4日間ですべて回るのは難しいほどの規模である。未だ国内展開されていないブランドを求め、日本からも多くの来場者が足を運ぶ。日本のブランドにとっては、ジャパンプロダクツならではのクオリティを世界中から来場するバイヤーに示すにはうってつけのイベントだ。
 
そんな中でも、CLUTCH Magazine が特にこの冬注目するブランドを厳選して紹介する。
 
snow peak 



FR Rain Pullover
 
ハイスペックなアウトドア製品やアパレルを中心に展開する日本のアウトドアブランド、snow peakがPittiに参加。MDから企画、デザイン、生産までのすべての工程に携わる山井梨沙さんの一押しが、こちらのレインジャケット。アラミド混繊維を採用し、難燃性を持つので焚火が移った時でも穴が開くことはないという。防水性、保温性を兼ね揃えるためタウンユースでも活用することが出来る。このような機能美的なデザインを持つsnow peak のアウトドアアイテムは世界でも評価を受けている。
 
https://www.snowpeak.co.jp/
 
 
FLEURS DE BAGNE
 
フランス・プロヴァンスを拠点とするデザイナーMIKA によるミリタリー・ワークウエアブランド。



‘ESPOIR PERDU’  WOOL PULL OVER
 
 ‘50年代のフランス海軍が着用していたウールのプルオーバーをイメージソースとしたこちらのセーターは、フランス製の生地を使用。デッドストックの麻のバッグを使用し、フランス語でlost hope “命運尽きた者の最後の願い”という意味のロゴ刺繍を入れたワッペンが現代風である。色はオリーブ、グレー、ダークネイビーの3色を展開している。
 
 
http://fleursdebagne.com/en/
 
Big Uncle 



Belgium Cashmere Sweater




今回の秋冬コレクションは全体的にサンドカラーをイメージしている。赤の配色がアクセントとなるこちらの開襟のジャケットセーターは、色使いの異なる前ボタンで上品さを残しつつきっちりとしすぎず着ることが出来る。イタリアンウールとカシミアの混合で、柔らかく上質な肌触りだ。
 
http://biguncle.it/
 
Mc Lauren
 

フェルト地が施された前ポケット付きのセーターをはじめとし、多様な色展開が非常に目を惹くMc Laurenは、全てイタリアンメイドのニット専門のブランドである。イベント開催期間中、デザイナーが自らブースに立って精力的にバイヤーに受け答える姿が印象的だった。men’s file 編集長のニック・クレメンツも注目していた。
グリーン、ベージュ、ブルー、グレーなどのアースカラーなどのカラー展開が目を引くブランドである。






 
http://mclauren1962.com/
 
CAPTAIN SANTORS 



Wool Pull Over
 
100%ウールのHARRIS TWEEDの生地で作られたプルオーバーは、ブランドを展開して間もないイタリアンブランド、CAPTAIN SANTORSのもの。ブランド名の通り海軍が船で生活する際の日常着をコンセプトとしており、生地にはイタリアのウールや日本のセルビッジデニム、インディゴクロスを使用する。ジャケット、シャツ、ベストなどのアイテムを全てテーラードメイドで仕上げている。フードのライナーにはインディゴのコットンを使用。ウール生地を使用したネイビーも展開。




イタリアンウール100%のニット帽




http://www.captainsantors.it/
 
HANSEN




ROALD AMUNDSEN
アッシュとブラックの2色展開
 
1910年代に人類史上初めて南極点への到達を果たしたノルウェーの探検家、ロアール・アムンセン。こちらのアノラックパーカは、彼が極地へ挑んだ探検時に着用していた毛皮付きのコートをイメージし、デザインされた。
HANSENはヨーロッパや北欧を中心に展開し、北欧のワークウェアやデザインをシンプルかつ丁寧に仕上げるコペンハーゲンの新進気鋭ブランドだ。日々のワードローブとして現代の機能性を用いたアイテムを取り入れるという作り手の願いが込められ、かつ洋服作りにおいてヴィンテージの伝統的な要素やクラフトマンシップも大切に守られている。





デザイナーは、写真右の女性デザイナーであるAase Helena Hansen。

 http://www.hansengarments.com/


MATSUMOTO 





Down Clip Ventile
 
日本人のデザイナー、TAKAHARU MATSUMOTO氏によってイギリスを拠点にトラディショナルアーバンウエアを展開するブランド、MATSUMOTO。Ventile社の生地で、内側にはPrimaLoft社のホワイトダウンブレンドを使用したキルトが採用されたこちらのダウンジャケットは一際目立っていた。外襟はHARRIS TWEEDを用いている。
 
https://www.instagram.com/matsumoto_sutairu/?hl=en

Pitti Uomoの会場では、各ブランドがテーマ別、また建物ごとに分けられブースを展開していた。本記事で紹介したブランドは全て“Touch!”と呼ばれたセクションに参加していたブランドである。他にも気になるブランドは多数あり、デザインの多様性に改めて驚かされる。老舗のブランドの魅力のみならず、新たなデザイナーの力をも感じる展示会であった。




Photo & Text by CLUTCH Magazine 編集部


Pitti Immagine Uomo
 
http://www.pittimmagine.com/en/corporate/fairs/uomo.html



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